売場ニュース

「うつわギャラリー陶和」オーナーが語る日常を彩るうつわの魅力とセレクトのこだわり

◎11月11日(水)〜11月17日(火)
◎1階 トップステージ


11月11日(水)から24日(火)までの期間中、北摂地域で愛されるグルメや雑貨、アート、ファッションなど、多彩な魅力を持つお店が週替わりで各階に登場する「千里さんぽ」を開催!
今回は、11月11日(水)から17日(火)まで1階トップステージにて出店する「うつわギャラリー陶和」オーナーの塩川さんに器をセレクトするときのこだわりや器選びのコツなどをお聞きしました。


■プロフィール
塩川 和子
2017年に“好きなモノを好きな人に見てもらいたい”、“みんなが集える場所になれば”という思いから会社員から自宅の一角で「うつわギャラリー陶和」をスタート。
2019年に個展や企画展をしたいと思い、現在の建物の2階へ移転。
2024年には1階へ移り、個展やイベント、ワークショップなど皆が集える場所となりました。

―――まず、「うつわギャラリー陶和」をオープンされたきっかけを教えてください。

「昔から焼き物や器を見るのが本当に好きで、旅先では必ず工房や窯元を訪ね歩いていました。そんな中、旅行で体験した信楽焼をきっかけに「自分でも作ってみたい!」と魅了され、陶芸教室に20年ほど通いました。思い通りの形にならないもどかしさも含めて、土や火の力強さと深く向き合う時間は本当に面白かったです。」

「子育てが一区切りついたタイミングで会社員を退職し、まずはECショップからスタートしました。一時は本格的に陶芸の道を極めることも考えたのですが、やっぱりたくさんの素敵な器を見ること、そして大好きなモノを、同じように愛してくれる人に届けることが一番好きなんだと気づいて…
その想いを形にするため、2017年に自宅の一角でギャラリーを開いたのが始まりです。その後、個展や企画展を重ねる中で‟みんなが集える場所にした”という想いが大きくなり、2019年に現在の店舗へと移転オープンいたしました。」

―――器を見る楽しさだけでなく、ご自身で20年も陶芸に向き合って土や火の力強さを知っているからこその深みがあるのですね!作る側の難しさや魅力を知る塩川さんだからこそ、作品ひとつひとつを見る目にも確かなこだわりを感じます。そんな経験豊かな塩川さんが、お店に並べる器を選ぶ際に「ここだけは譲れない」と大切にされていることはありますか?

「セレクトするときのこだわりは、‟毎日使って心地よく、気づけば繰り返し手に取りたくなる器”であることです。飾っておくのではなく、日々の暮らしの中で使ってこそ、うつわ本来の魅力を発揮できると考えています。
自分で作っていた経験があるからこそ、技法や作り方への興味も人一倍強くて…作家さんにどうやって削りや色付けをしているのかを直接伺い、その背景や物語をお客様にお伝えするのも、私にとっても最高のひとときなんです。」

「手にしたときの重みや心地よい手触りを楽しみながら、食卓に自然と馴染む一皿を増やしていただけたら嬉しいです!たとえば市販のお惣菜も、お気に入りの器に盛り替えるだけで、手抜きしちゃったという罪悪感が減って、食事が楽しみになります。そんな、日常を少しごきげんにする小さな仕掛けとして、器を楽しんでいただけたらと思っています。」

―――気がついたら手に取っている心地よさや手触り……ご自身で陶芸を経験され、土や技法を知り尽くしている塩川さんだからこそ行き着いた、セレクトのこだわりですね!一見、飾っておきたくなるような作家ものの器ですが、‟日常使い”にこだわる理由を教えていただけますか?

「せっかくお気に入りの器に出会えたのに、割れたら嫌だからと棚の奥にしまい込んでしまうのって、すごく勿体ないと思っていて…料理を盛り付けて、実際に使ってこそ、器は良い表情を見せてくれます。たとえば大きな器なら、フルーツを置いてインテリアとして飾ったり、パンをのせるだけでも絵になります。そんな風に気軽な使い方をおすすめすることもあります。」

「一見、敷居が高く思われがちな作家ものの器ですが、最近はレンジや食洗機が使える器も本当に増えています。気負わずに、毎日の暮らしの中で使って楽しんでほしいです。」

―――割れるのが怖くて棚の奥に…というのは本当にやってしまいがちです…パンを載せたりフルーツを飾ったりする発想や、電子レンジ・食洗機対応というリアルな扱いやすさを聞くと、作家ものの器がぐっと身近に感じられますね。そんな毎日愛用したくなる魅力が詰まった作品の中で、おすすめしたい作家様や作品はありますか?

「10年前に出会い、今もご縁が続いている常滑の作家・藤田德太さんの作品です。土感を感じさせつつも美しい仕上げで使いやすく、手に取りやすい価格帯や電子レンジ対応な点も魅力です。海でとれた貝をのせて焼くことで貝の塩分による色の変化を楽しめる「貝焼」という作品など、風合い豊かな器が揃っています。」

「こちらの九谷美陶園の九谷焼もおすすめです。九谷焼といえばお正月の特別な器というイメージがあるかもしれませんが、伝統と技術を守りながら日常使いできるようデザインにされているんです。」

「新しい挑戦でプリザーブド盆栽と九谷焼の容器を組み合わせた商品もございます。」

―――伝統を受け継ぎつつも、現代の暮らしに溶け込む素敵な作品ばかりですね!「作家ものの器に挑戦してみたいけれど敷居が高い」と感じている方に向けて、最初の1枚の選び方やコーディネートのコツを教えていただけますか?

「作家ものの器に初めて挑戦されるなら、まずは自分がホッとする時間に使う一皿やマグカップから始めるのがおすすめです。たとえば、ご家族を送り出した後に一息つくときのカップ。日常の何気ない瞬間に、自分だけのお気に入りがあるだけで、一気におだやかな特別感が生まれます。」

「ご家族分を揃える際は、全員分を全く同じデザインで買い揃えるのではなく、あえて少しずつ違う、似た雰囲気のものを選ぶのをおすすめしています。これなら万が一1枚割れてしまっても食卓全体のバランスが崩れませんし、次はどんな器を迎えようかな?と、新しい器を探す楽しみも生まれます!」

―――揃えすぎないことが、長く器のある暮らしを楽しむコツだったのですね。新しい器を迎える楽しみが生まれるという考え方も、とても前向きでワクワクします! 自分だけの1枚から試してみたいですが、お気に入りを増やしていく中で「違う作家さんの器同士って喧嘩しないかな?」と迷ってしまいそうですが、異なる作家様の作品同士を組み合わせるとき、統一感を出すためのポイントはありますか?

「合うかな?と難しく考えすぎる必要はなくて、食べ物をのせることで全体の雰囲気が綺麗にまとまりますので、大きさや形を意識すれば大丈夫です。陶器の中に木の器をひとつ混ぜてみるのも温かみが出て面白いコーディネートになりますよ」

―――難しく考えすぎず、料理を盛り付けて初めて完成する器の魅力を素直に楽しめばいいのですね。木の器をアクセントにするテクニックも、すぐに試してみたくなります。そうして一人ひとりの暮らしや悩みに寄り添い、優しく背中を押してくれる姿勢こそが陶和さんの大きな魅力だと感じます。そんな塩川さんが普段の接客で大切にされていることや、今回出店されるイベントへの想い・見どころをお聞かせいただけますか?

「接客ではどんな場面で使いたいか、誰への贈り物かなどお客様のお話をじっくり伺い、暮らしに寄り添うご提案を心がけています。」

「今回で4回目の出店となるイベントでは、お茶やおやつの時間にぴったりのマグカップやプレート、人が集まる季節に活躍する大皿などを取り揃えます。すべて一点ものになりますので、‟この器面白くない?”といった会話を楽しみながら、お気に入りのひとつを見つけていただけたら嬉しいです!」

―――うつわへの愛があふれる温かいお話を本当にありがとうございました。 どんな場面で使いたいかをじっくり聞き、暮らしに寄り添ってくれるからこそ、陶和さんで見つける器はどれも特別で、毎日の食卓を優しく彩ってくれるのだと実感しました。

―――自分をホッと癒やすマグカップを探しに、あるいは大切な人への贈り物を探しに・・・ぜひイベントでお気に入りの一皿を見つけてくださいね。

「うつわギャラリー陶和」
◎11月11日(水)~11月17日(火)
◎1階 トップステージ


「うつわギャラリー陶和」
〒560-0053
大阪府豊中市向丘2-10-10 リ・ライフビル1階

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